とっくに読み終わっていたものの、感想を書く気力もなく放置されていました。
まあともかく書いておくと。
まるで魔物のように不気味な科学者集団の中の一人が、自己犠牲する良い人のように見える展開になったのは少し意外で面白いですね。結局、人間には誰しも人間らしい心があるというのが、この作品の主張でしょうか。
もう1つは、キリオの活躍という「うしとら」抜きのエピソードがあるところが面白いですね。大きな壁を乗り越えてしまった潮よりも、まだまだ苦悩するキリオの方が、ある意味で面白いドラマの主人公になり得るのかもしれませんね。
いずれにせよ、面白いので、次の巻も買うでしょう。たぶん。